オフィスビル

汐留シティセンター

汐留シオサイトの一角を占める、低層に旧新橋停車場を擁する高層オフィス。

汐留シティセンター
写真: Yuta Aoki / CC BY-SA 3.0 (Wikimedia Commons)
用途
オフィスビル
エリア
港区
竣工
2003年
階数
地上43階
高さ
216m

汐留シティセンターと、港区東新橋の変容

東京都港区東新橋。かつて旧国鉄の貨物駅が広がっていたこのエリアは、2000年代に入って大規模な再開発が進んだ地区として知られている。その一角に2003年竣工した汐留シティセンターは、地上43階・高さ216mのオフィスビルとして、汐留エリアのスカイラインを形成する一棟だ。

新橋駅から歩いてほどなく辿り着けるこのビルは、街路から見上げると圧倒的な垂直性を感じさせる。200mを超える高さのオフィスビルが複数集積したこのエリアは、都心のなかでも高層建築の密度が高い地区のひとつだ。汐留シティセンターはその黎明期を担った建物として、エリアの骨格をつくる存在と言えるだろう。

旧貨物駅跡地という文脈

汐留という地名は、かつてこの場所に存在した旧汐留貨物駅に由来する。長らく都心に残された大規模な未利用地であったこのエリアが、本格的に再開発の対象となったのは1990年代のことだ。汐留シティセンターが竣工した2003年は、その再開発が実際のかたちとして立ち現れはじめた時期にあたる。

貨物駅跡地という特性上、広大なまとまった敷地が確保できたことで、街区単位での大規模なオフィス開発が可能になったとされる。こうした条件が、200mを超える超高層建築の実現を後押しした側面があると言われる。現在の東新橋周辺の街並みは、この時期に進められた再開発によって大きく塗り替えられたものだ。

まとめ

汐留シティセンターは、港区東新橋に2003年に完成した地上43階・高さ216mのオフィスビルである。旧貨物駅跡地の再開発という大きな文脈のなかに位置づけられるこの建物は、エリアの高層化を象徴する一棟として今も街のシルエットを担い続けている。

新橋・汐留エリアを歩くとき、その高さと存在感は遠くからでも目に入る。特定の機能や入居者を云々する前に、まずこの216mの塔が「どのような土地の歴史の上に立っているか」を意識してみると、都市の変化の大きさを改めて実感させられる。高層ビルを単体の建築として見るだけでなく、街の変容のひとつの結節点として捉えること——それが、この種の建物を巡り歩く面白さのひとつではないかと感じている。

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参考・出典

  • Wikipedia『東京都の超高層建築物・構築物の一覧』(要最終確認)