アクロス福岡
福岡市中央区天神に立つ地上14階・高さ60mの複合文化施設。南側の外壁に約15段のステップガーデンを持ち、緑が建物を覆う独特の外観で世界的に知られる。設計はエミリオ・アンバスズと日本設計が担当した。

- 用途
- オフィスビル
- エリア
- 福岡市中央区
- 竣工
- 1995年
- 階数
- 地上14階/地下4階
- 高さ
- 60m
- 開発
- 第一生命保険・三井不動産・福岡県
- 設計
- エミリオ・アンバスズ / 日本設計
天神に咲く、緑のステップガーデン
福岡市中央区天神1丁目。地下鉄天神駅のほど近く、天神中央公園に面した一角に、南側の外壁が緑色の段々畑に覆われた建物が立っている。アクロス福岡――1995年に竣工した地上14階・地下4階・高さ60mの複合文化施設だ。設計はアルゼンチン出身の建築家エミリオ・アンバスズが基本コンセプトを手がけ、日本設計が実施設計と監理を担当した。
この建物の際立った特徴は、南面に広がるステップガーデンである。天神中央公園と建物の屋上をなだらかな段状でつなぐように設計された約15段の緑地には、国内外から集めた多様な樹木や草花が植栽されており、季節ごとに異なる表情を見せる。アンバスズが提唱した「緑の建築」の理念を具現化した空間として、国際的な建築賞でも高く評価されている。
国際交流と文化の拠点
北側のガラス張り外壁と南側のステップガーデンという対照的な構成を持つアクロス福岡は、内部に多様な機能を収める。福岡シンフォニーホール(2006席)をはじめとするコンサートホール、国際会議場、県の出先機関、民間オフィスが一体となった複合施設として、福岡の文化・ビジネス拠点の一端を担っている。開発には第一生命保険・三井不動産・福岡県が参画した。
天神中央公園側から建物を見ると、ガラスと緑のコントラストが鮮やかに目に映る。都市部の緑地不足という問題に建築的に応えようとした姿勢と、公園と建物を一体化する空間設計は、その後の国内外のグリーンアーキテクチャーに少なからず影響を与えたとされる。
まとめ
アクロス福岡は1995年竣工の地上14階・高さ60mの複合施設で、南面を覆うステップガーデンと2000席規模のコンサートホールを備える。エミリオ・アンバスズの「緑の建築」という設計コンセプトは天神の都市景観に独自の彩りを添え、福岡の文化発信拠点として今日も市民に親しまれている。天神を訪れた際にはぜひ、この緑の階段を麓から頂上まで眺めてみてほしい。
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参考・出典
- アクロス福岡 - Wikipedia(竣工1995年・地上14階・地下4階・高さ60m・第一生命保険・三井不動産・福岡県・エミリオ・アンバスズ / 日本設計)
- アクロス福岡 公式サイト
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