オフィスビル

WATERS takeshiba

東京・竹芝ふ頭に2020年竣工したJR東日本の複合施設。地上26階・高さ109.86メートルのタワー棟と劇団四季の専用劇場2館が一体となった、海辺の文化・商業複合拠点。

WATERS takeshiba
写真: Beryllium Transistor / CC BY-SA 4.0 (Wikimedia Commons)
用途
オフィスビル
エリア
港区
竣工
2020年
階数
地上26階/地下2階
高さ
109.86m
延床面積
約103,464㎡
開発
JR東日本
設計
JR東日本建築設計

竹芝ふ頭の海辺に立つ複合タワー

東京都港区海岸1-10-30。浜松町駅から西へ徒歩約10分、竹芝ふ頭の岸辺に、2020年夏、JR東日本が手がけた大規模な複合施設が産声を上げた。WATERS takeshiba(ウォーターズ竹芝)である。地上26階・地下2階・高さ109.86メートルのタワー棟を主軸に、劇場棟とマリン棟を加えた三棟で構成される街区型の再開発だ。設計はJR東日本建築設計、施工は清水建設が担当し、延床面積は全棟合計で103,464平方メートルに達する。

東京湾を背に立つタワー棟の上層部にはホテルとオフィスが入居し、低層部には飲食・物販の商業フロアが展開する。竹芝ふ頭の海側に面したデッキからは東京港の広大な水面が広がり、晴れた日には東京ゲートブリッジまで視界が届く。隣接する竹芝客船ターミナルからは伊豆諸島・小笠原諸島へのフェリーが年間を通じて発着しており、島へ向かう旅の出発点としての賑わいも兼ね備えている。

劇団四季専用劇場2館と臨海再開発の文脈

WATERS takeshibaを特別な場所にしているのは、劇団四季の専用劇場2館を施設の核に据えたことだ。「海劇場」と「春劇場」が並ぶ劇場棟は竹芝ふ頭の一角に独立して立ち、上演前後の客がタワーの商業フロアや屋外デッキへ自然に回遊できる動線が設けられている。劇団四季はかつて汐留エリアに拠点を持っていたが、竹芝ふ頭の再整備に合わせて移転・拡張し、首都圏有数の演劇拠点の一つを構えることとなった。

この一帯はかつてJR東日本の事務所・倉庫が散在する未利用地が多く、港湾機能の縮小とともに再開発の余地が広がっていた。WATERS takeshibaの開業に合わせて周辺の街路や公開空地も整備され、臨海部の回遊性が高まった。同じ竹芝エリアには2020年竣工のTOKYO PORTCITY TAKESHIBAもあり、二棟の高層タワーが海岸通沿いに立ち並ぶ光景は、かつての倉庫地帯とは大きく様変わりした現在を示している。

まとめ

WATERS takeshibaは2020年竣工、地上26階・高さ109.86メートルのタワー棟と劇団四季専用劇場2館を一体に抱えた海辺の複合施設だ。JR東日本が開発・設計を担い、清水建設が施工した。かつて臨海倉庫跡地だった竹芝ふ頭を、文化・商業・観光の三役が重なる新たな都市の入口へと塗り替えた一棟を、浜松町から歩いてぜひ訪れてほしい。

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参考・出典

  • JR東日本「WATERS takeshiba」プロジェクト概要(地上26階・高さ109.86m・設計JR東日本建築設計・施工清水建設)
  • WATERS takeshiba - Wikipedia(2020年7月竣工・延床面積103,464m²・劇団四季劇場)

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