オフィスビル

晴海トリトンスクエア

2001年竣工の大規模複合開発。晴海の4棟のオフィスタワーで構成され、最高棟のX棟は地上45階・高さ194.9m。3本の主塔をダンパーで連結する世界初の制振構造を採用し、第43回BCS賞を受賞した。

晴海トリトンスクエア
写真: User:Kentin / CC BY-SA 3.0 (Wikimedia Commons)
用途
オフィスビル
エリア
中央区
竣工
2001年
階数
地上45階/地下4階
高さ
194.9m
開発
都市基盤整備公団(現・UR都市機構)
設計
竹中工務店JV(X棟)、日建設計・久米設計・山下設計JV(Y・Z棟)

東京湾に向かって立つ、段々状のシルエット

東京都中央区晴海1丁目。晴海埠頭へと続く晴海通りの北側に、複数の高層棟が段々を描いて立ち並ぶ一画がある。晴海トリトンスクエアだ。2001年10月に竣工したこの複合開発は、都市基盤整備公団(現・UR都市機構)が主導した晴海一丁目地区の第一種市街地再開発事業によって生まれた。

敷地にはオフィスを中心とした4棟のタワーが建ち、最も高いX棟は地上45階・地下4階、高さ194.9メートルに達する。隣接するY棟(地上40階・高さ174.9m)、Z棟(地上34階・高さ154.8m)、W棟(地上19階・高さ90m)と段々状に組み合わさり、東京湾の方角に向かって開くようなシルエットを形づくっている。オフィス4棟の延床面積は合計で約38万3300平方メートル、住宅棟を含む全体では約58万平方メートルに及ぶ大規模な開発だ。商業エリアは2001年4月に先行オープンした。

三塔をダンパーで連結する、世界初の制振構造

この建物が技術的に注目された最大の理由が、X・Y・Z棟の3本の主塔を制振ダンパーで連結した構造だ。互いに異なる高さを持つ3棟が、連結部に設けた粘弾性ダンパーを通じて揺れを相互に吸収・分散し合う仕組みは、完成当時世界初の試みとされた。設計はX棟を竹中工務店JVが、Y・Z棟を日建設計・久米設計・山下設計のJVが担当した。この独創的な制振システムは高く評価され、第43回BCS賞の受賞につながった。

晴海は、2024年に入居を開始した晴海フラッグによって改めて広く知られるようになったエリアだが、その北側にトリトンスクエアは2001年から存在し続けてきた。当時まだ再開発の緒についたばかりだった晴海の沿岸部に、高さ190メートルを超えるタワーが現れたことは、この地域の将来像を大きく塗り替えるインパクトを持った。

まとめ

晴海トリトンスクエアは2001年竣工、最高棟(X棟)が地上45階・高さ194.9メートルの大規模複合開発だ。3本の主塔を制振ダンパーで連結した世界初の構造は、建築技術史上の一節として記録されている。豊洲・有明・晴海といった臨海エリアを歩くなら、その独特の段々状シルエットを遠近問わず意識してみてほしい。

同じ中央区・晴海エリアの記事として晴海フラッグ(2023〜2024年竣工)も参照したい。臨海部のホテル予約には楽天トラベルが役に立つ。

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参考・出典

  • Wikipedia「晴海トリトンスクエア」X棟45F/194.9m・Y棟40F/174.9m・Z棟34F/154.8m・W棟19F/90m・2001年10月竣工 https://ja.wikipedia.org/wiki/晴海トリトンスクエア

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