東京メトロ副都心線
2008年6月14日に開業した和光市〜渋谷間20.2キロメートル・16駅の地下路線。副都心3エリア(池袋・新宿・渋谷)を南北に貫き、東武東上線・西武池袋線・東急東横線と相互直通運転することで、埼玉から横浜まで乗り換えなしで結ぶ広域ネットワークの幹線を担う。
副都心3エリアを結ぶ、地下の縦軸
東京メトロ副都心線は2008年(平成20年)6月14日に開業し、池袋・新宿・渋谷という3つの副都心を地下で結ぶ縦の軸として機能している。和光市駅(埼玉県和光市)から渋谷駅までの路線延長は20.2キロメートルで、駅数は16を数える。このうち和光市〜小竹向原間の約8キロメートルは東京メトロ有楽町線と線路を共用し、副都心線の独自路線は小竹向原〜渋谷間となる。
路線の起源は1972年(昭和47年)の都市交通審議会第15号答申にさかのぼる。池袋・新宿・渋谷の副都心3点を縦断する路線として「13号線」の名称で計画に盛り込まれた。その後の計画調整や事業手続きを経て、構想から36年以上の時間をかけて2008年に開業した。山手線の弧状ルートや放射状の私鉄とは異なり、副都心3エリアをほぼ直線で貫く縦軸として設計されている点がこの路線の特徴の一つだ。
開業当初から東武東上線(和光市駅接続)、西武池袋線・西武有楽町線(小竹向原駅接続)との相互直通運転が実施された。埼玉方面からの利用者が乗り換えなしに池袋・新宿三丁目・渋谷まで到達できる体制が整い、沿線の利便性は大きく向上した。
2013年、東急直通で横浜まで延びたネットワーク
開業から約5年後の2013年(平成25年)3月16日、副都心線は東急東横線との相互直通運転を開始した。この接続を実現するために渋谷駅では東急東横線の地上ターミナルを地下へ移設し、副都心線ホームと結合する大規模な工事が行われた。渋谷駅全体の再整備とも連動する大がかりな工程だった。
直通開始により、東武東上線・西武各線方面から副都心線を経由し、東急東横線・みなとみらい線の各駅まで乗り換えなしで到達できる広域直通ネットワークが完成した。川越(東武東上線)や所沢(西武池袋線)から出発した列車が、池袋・新宿三丁目・渋谷を通り抜けて横浜・元町・中華街まで一本で走る。東武・西武・東急3社の車両が副都心線のトンネルを共用する光景は、首都圏の鉄道直通ネットワークの広がりを凝縮して示している。
まとめ
東京メトロ副都心線は2008年6月14日に開業した、和光市〜渋谷間20.2キロメートル・16駅の地下路線だ。1972年の計画から36年以上の歳月を経て実現した縦軸は、東武・西武・東急の3社と直通し、埼玉から横浜まで乗り換えなしで結ぶ広域ネットワークの幹線となった。新宿三丁目や渋谷のホームで、各社の車両が入れ替わるように発着する姿を眺めれば、東京の地下が複数の私鉄を深いところで束ねていることを実感できる。
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関連リンク
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参考・出典
- 東京メトロ副都心線 - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/東京メトロ副都心線
- 副都心線建設史 メトロアーカイブアルバム https://metroarchive.jp/content/ebook_fukutoshin.html/
- 副都心線/F 路線・駅の情報 東京メトロ https://www.tokyometro.jp/station/line_fukutoshin/index.html