オフィスビル

横浜マリンタワー

1961年開業、高さ106メートル。世界一高い灯台としてギネスブック登録を受けた横浜のランドマーク。2022年のリニューアルを経て展望施設として再出発した。

横浜マリンタワー
写真: NEO-NEED / CC BY-SA 4.0 (Wikimedia Commons)
用途
オフィスビル
エリア
横浜市中区
竣工
1961年
高さ
106m
設計
清水建設

横浜港を見守る白い塔

神奈川県横浜市中区山下町。山下公園に隣接するこの一角に、横浜マリンタワーは1961年の開業以来60年以上にわたって立ち続けている。高さ106メートルのスレンダーな塔は、竣工直後に「世界一高い灯台」としてギネスブックに登録されたことでも知られる。清水建設が設計・施工を担ったこの構造物は白い外壁が印象的で、周囲の赤レンガ倉庫群や横浜港大さん橋、そして山下公園の緑とともに、横浜らしい海辺の景観を長年にわたって形づくってきた。

開業当初は実際に灯台としての機能を持ち、港に入る船を誘導する実用的な役割も担っていた。東京湾の玄関口として栄えてきた横浜港のシンボルとして、タワーは船員にとっても市民にとっても、帰ってきたことを実感させる存在だった。その後、灯台としての実用的な役割は縮小されたが、展望台としての人気は根強く続いた。みなとみらい地区の高層ビル群が立ち並ぶ現在も、山下町から港へと続く景観の中にこの白い塔はよく映える。

閉館と再生、2022年のリニューアル

老朽化を背景に2008年、横浜マリンタワーは一度閉館した。横浜の夜景から白い塔の明かりが消えたことを惜しむ声は少なくなかったとされる。その後、市民や観光関係者の期待を受けながら保存・整備の計画が進められ、2022年には大規模なリニューアルを経て再オープンを果たした。内装や展示、エントランス周辺が刷新され、現代の観光施設にふさわしい設備を備えながらも、外観の白い塔の印象は変わらずに保たれている。展望フロアからは山下公園の緑越しに広がる横浜港の全景、遠く大黒ふ頭方面への海の眺め、そしてみなとみらい地区のスカイラインが一望できる。夜間のライトアップも再開され、夜景スポットとしての横浜にとって欠かせない灯りが港まちに戻ってきた。

まとめ

1961年竣工、高さ106メートル。世界一高い灯台としてギネス認定を受け、60年以上を経て2022年のリニューアルで現代の展望施設として蘇った横浜マリンタワーは、この港まちの記憶と現在を繋ぐ存在だ。山下公園を散策しながら塔を仰ぐもよし、展望フロアから港と街を見渡すもよし——横浜を歩くとき、この白い塔はいつでも来訪者を迎えている。

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参考・出典

  • 横浜マリンタワー公式サイト(要最終確認)
  • Wikimedia Commons

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